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違和感のゆくえ/認定NPO法人クリエイティブサポーツレッツ著・垣花つや子、椋本湧也編/出版社いい風

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違和感のゆくえ/認定NPO法人クリエイティブサポーツレッツ著・垣花つや子、椋本湧也編/出版社いい風


ざらり、という音が聞こえる。
昨今の世界情勢に、ざらりとし、
日々の営みの中で、ざらりとすることもある。
私自身は、自分の不甲斐なさ、ままならなさなどに、ざらりとすることが一番多い。
(朝、うまく起きれなかった瞬間から、一日のざらりは始まる。)


この本では、障害のある人を核とした文化創造発信拠点「たけし文化センター」で働く18名が、それぞれの「ざらり」、違和感を綴っている。

利用者さんに関する違和感、
仕事に関する違和感、
支援者-利用者の構造に関する違和感、
世間への違和感、
私であることに関する違和感

違和感への向き合い方も、さまざまだ。

また、それを綴る原稿への向き合い方、距離感も、やはりさまざまだ。


「さまざまだ」で片付けることに、私自身、ざらりとしている。
だから、なんとかうまい言葉でご紹介したいけれど、それができない。
そのことに、また、ざらりとする。
なんなら、「なんとかうまい言葉でご紹介したい」にもざらりとしている。

ざらりが続く。


この本は、違和感を解消して安心するためのチルい本ではもちろん無いし、
気づきを与える類の教材でも、無い。

何が正解で何が不正解かの二項対立を示すようなものでもない。
ただ、寄稿者の言葉に「ふむ」と思い、「なるほど」と思い、「そうか」と思う。

「わかる」と思うこともあれば、「わからん」と思うこともある。

…そういう本です。(ざら…)


※以下、出版社さまHPより。↓↓


『違和感のゆくえ』
〈あなたが働くなかで覚えた違和感を教えてください——〉
違和感をなかったことにせず、立ちどまって目を凝らしたら、一体何が見えてくるだろう?障害のある人を核とした文化創造発信拠点「たけし文化センター」で働く18名が綴る、違和感のゆくえ。

〈目次〉
・わたしの違和感珍道中(高木蕗子)

・楽に生きてたまるか(塚本千花)

・未解答に拠って立つ(尾張美途)

・富塚の包丁(ササキユーイチ)

・即興演奏のような場から(夏目はるな)

・YOUR FRIENDLY NEIGHBORHOOD…(渡邊亮介)

・粗忽長屋はどこにある(水越雅人)

・彼らのルーティンと「俺がやりたいんだ」の狭間で(櫻井喜維智)

・朗らかに逃げろ!(石山律)

・違和感を越えたところに何が見えてくるのだろうか(久保田翠)

・生き抜け!!(佐藤啓太)

・レッツっぽさ?(杉田可縫)

・「ずるい」って何だろう?

・違うけどこれはこれで、という話(竹内聡)

・揺れる場所(見山陸生)

・線の冒険(曽布川祐)

・違和感から始める(松宮俊文)

・実存に殺されないための迂回路(久保田瑛)
全18編。

【編者のコメント】
浜松のたけし文化センター連尺町に四日間滞在し、寄稿者一人ひとりと対話を行ったのち、自由に文章を綴ってもらいました。18名のきわめて個人的な違和感にふれた時、あなたの内にはどのような感覚や思いが生じるでしょうか。普段は取るに足らないと見過ごしてしまう小さな声に、耳を澄ませながらページをめくっていただけたら幸いです。(椋本)

覚えてしまった違和感を、忘れることはできますか? ずっと覚えているそれは、一人で抱え続けなければいけないものなのでしょうか。わたしの違和感を社会構造の問題や既存の環境に投げ返し、それぞれの違和感に蓋をせず共にいること。『違和感のゆくえ』の萌芽がこの本には詰まっています。一緒に育んでもらえるとうれしいです。(垣花)

〈書誌情報〉
『違和感のゆくえ』

著 認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ(18名)

編集 垣花つや子・椋本湧也

カバーデザイン 島村友梨

発行 いい風

サイズ 四六判変形(W108*H188)

ページ 192ページ

ISBN 978-4-9914173-2-0

価格 1200円(+税)

発売 2025年11月末

〈プロフィール〉
◎認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ
障害や国籍、性差、年齢などあらゆる「ちがい」を乗り越えて、様々な人が共に生きる社会の実現を、アートを通して目指すNPO法人。
2000年設立。2008年「たけし文化センター」プロジェクトをスタートし、2010年には障害福祉事業を開始。2025年11月現在、文化事業を行いながら2つの生活介護、相談支援、地域活動支援センター、重度訪問介護・行動援護を行う5つの事業所を運営している。
2017年「『表現未満、』実験室」その他が評価され、法人代表の久保田翠が芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

◎垣花つや子(かきのはな・つやこ)
編集者・ライター
学生時代演劇を専攻。大学院に進学し「認知症介護と演劇的な手法」をテーマに研究を模索、挫折。その後、いくつかの企業でウェブ領域の編集業務を経験、フリーランスに。アートプロジェクトの記録や高齢介護領域の情報発信サポートなどを務める。2021年4月より福祉をたずねるウェブマガジン「こここ」編集部のメンバーとして企画・編集を担う。名前は大切な人からいただいたペンネーム。

◎椋本湧也(むくもと・ゆうや)
編集者・出版社いい風代表

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